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18.高 血 圧 に 「 コ ン ブ 酒 」
高血圧になる要因には、血液量が多い,血管が収縮しやすい,血管が細い,血管の弾力がない,過労,ストレスや遺伝的原因など、様々な要因があげられます。高血圧はほっておくと、めまいや頭痛がひどくなり、やがて血栓,動脈硬化や脳梗塞など深刻なものへと進行していきます。高血圧でお悩みの方は、すでにお医者様にかかられている事と思います。安定した血圧にもどすためには薬事療法,運動療法,食事療法,リラックスした生活などがあげられており、すでにご周知の事と存じ上げます。この「コンブ酒」は、あるひとつの方法としてお試しになら れてはいかがてしょうか。
                                                                                               
アルコールの効果
この「コンブ酒」はどんなお酒を使ってもかまわないのですが、健康面からは本格焼酎の乙類が適しているとされてます。このアルコールですが、気分をリラックスさせるメンタル面の効果と、血栓をとかすという働きもあります。アルコールを飲むと血栓をとかす酵素の分泌が非常によく、特に焼酎はいちばん優れていることがわかっています。高血圧の方も適量の焼酎を飲むことで、この酵素の分泌を盛んにすれば血流がスムーズになり、血圧を下げることが 可能となります。 その他飲酒による効果としては、過剰なストレスによって血圧が急上昇するのを抑えてくれる。血管を拡張させ血行をよくする。体があたたまり熟睡できる。体や精神の疲労が回復する。などの効果によって血圧が正常化します。
コンブの効果
コンブには高血圧に有効な成分がいろいろ含まれています。食物繊維については、すでに昆布の食物繊維で記してありますので割愛させていただきます。 フコイダンは、抗血液凝固作用があり、血液が固まるのを防ぎ、血液をサラサラにしてくれます。アミノ酸であるラミニンは、血圧降下作用があります。ビタミンE,C,βカロチン,微量元素のセレンなど、高血圧,高脂血症,動脈硬化などを防ぐことに役立つ成分として知られています。また最近の報告では、フコイダンの中のU−フコイダンはガン細胞の自滅効果が、F−フコイダンはアルコール性肝炎や肝臓ガンを防ぐ効果が発表されています。ただし、コンブにはヨードが豊富に含まれています。ヨードは不足すると問題ですが、過剰摂取によって甲状腺機能低下症になりやすいという報告があります。ヨードを摂取するのをやめるともとにもどります。 コンブを長期にわたって毎日食べる場合、乾燥量で1日に5g程度が適量とされます。また、こんぶと栄養でも記してありますが、アルコールに溶けだしたコンブの成分は水溶性のものだけで、残ったコンブも食されることをおすすめします。
                                                                                               
コンブ酒の作り方  (約10日分)
@ 昆布は1日あたり5gとして50g、焼酎は500〜1000ml用意します。 昆布の種類はどんなものでもかまいません。真昆布,羅臼,利尻,日高,また根昆布でも結構です。また、純正の昆布粉は昆布をそのまま粉末にしたものですから、取りガラもなく昆布をすべて食することができます。(昆布茶はおすすめできません。)焼酎は乙類もしくわ本格焼酎を選んでください。
A 昆布の表面の汚れを硬くしぼったふきんで除き、はさみで短冊状に細かく切ります。昆布の成分を溶けだしやすくするためと、引き上げたあとの調理をしやすくするためです。また、昆布がよく乾燥している場合は、ふきんでふいたあと軽く水を打ちビニール袋に入れ30分ほど放置すると切りやすくなります。ただ、水を打ちすぎると昆布のぬめりが出て、切るときに手元がすべりますので、そのときはビニール袋から出してしばらく乾燥してください。かならず、昆布を計量し、使う分だけを切ってください。
B Aで作った昆布をガラス容器に入れ、上から焼酎を注ぎます。ガラス容器のふたをします。
C コンブ酒は翌日から飲むことができます。オンザロック,お湯割りで飲んで下さい。適度なアルコールは血圧だけでなく健康にプラスになりますが、飲み過ぎはマイナスになります。コンブ酒の適量は焼酎の度数にもよりますが、30〜100mlぐらいにしておいてください。(もちろん他のアルコール類とあわせてです。) 
   
コンブ酒 (他の注意点)
昆布は水で洗わないでください。昆布の表面に白い粉のようなものがふいていることがあります。これは塩ではなくマンニットといううまみ成分です。
コンブ酒は軽く振ってからグラスに移してください。
漬け込んだ昆布は10日〜30日の内に引き上げ、薄味に煮るか,煮物に入れてかならず 食べましょう。
コンブ酒は半年から1年保存できます。
根昆布を使った場合、品種によってよく粘るものがあります。飲みやすさから考えて、よく粘らない方がおいしくいただけると思います。粘らない方をお店の人に聞いてみてください。
昆布粉は純正のものを使ってください。昆布をそのまま粉末にしたもので、添加物、調味料が含まれていません。
昆布粉の場合、沈殿物が少しあるかもしれません。よく振ってお飲みください。
●参考文献 健康 (2000年3月号),主婦の友社
 
   
 
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